● Common Sense ―顧問扇子― ● ―最新版―
多摩サークル連合の顧問教員による学生・教職員・市民向けニュース !
Common Sense ―顧問扇子― Vol.6 : 2004年11月12日
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全学生が払う学友会費年間一億円の行方は?
――学友会も情報公開を!
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<すてきなお手紙!>
学友会費の決算の全学生への公開について 現在、学友会費の使用状況について、全学生へ十分に公開されている状態とは言い難い状況にあります。かろうじて各本部団体への配分金額が「学生部白書」等に掲載されているのみです。言うまでもなく、学友会費は法政大学の全学生から徴収されている金です。全学生、つまり学友会員に対して、予算や決算を公開するのは当然の義務ではないでしょうか。又、予算や決算を互いに提示しない状態で本委員会に於いて配分金の額を決定するのは、あまりにも責任を放棄していると言わざるを得ません。何故ならば、学友会費の使途について不正な執行が行われたとするならば、当該団体はもちろんのこと、学友会の執行責任にもなるのではないでしょうか。我々、多摩サークル連合では、以上のことを鑑み、以下のような提起を致します。各団体の忌憚ない意見を伺いたいと考えます。なお、多摩サークル連合は加盟サークルだけではなく、予算・決算については、学生や教職員からの問い合わせがあれば常時公開しています。 記 1、本委員会への予算・決算の提出義務付け 以上 なお、この提起は新入生歓迎会実行委員会、自主法政祭実行委員会などの公認団体にも適用いたします。 |
<なんとうれしい!>
このお手紙は、2004年6月25日付けで、学友会学生委員会参加団体あて、多摩サークル連合執行委員会委員長名で出された、文書です。
いまから4年前の2000年7月11日、多摩サークル連合の顧問なるものを引き受け、「学生、教職員、市民のみなさん!」という書き出しで始まる「こもんせんす」創刊号を同年7月14日に出して以来、最大級のうれしい事件です!
<断固支持します!>
1、学生委員会(学友会の最高議決機関)への予算・決算の提出義務付け
2、全学生への予算・決算の公開
という、多摩サークル連合の提案を顧問の私は断固支持します!
…それにしても、こんな当たり前のことがいままで実現していなかったなんて。…たしかに全学生向けの出版物のどこにも学友会の予算・決算はなく、図書館にもある『学生部白書』の2000年度版から学友会予算の各団体への配分の一部のみが、大学と後援会の補助金といっしょにのっているだけ。(さらに「自主法政祭実行委員会などの公認団体にも適用」という提案も重要!『白書』には、法政祭に620万円、工学祭に263.7万円の補助金が出ていますが、その決算や詳細は不明)
<規約を見れば・・・>
そこで、学生生活課の窓口にどさっと積んである法政大学発行『2004年度学生生活ハンドブック』の最後にある学友会規約を見れば、「第31条 加盟団体は毎年予算および決算を本会に報告しなければならない。」とあります。さらに「第3条 この会は、法政大学学生をもって会員とする。」「第27条 本会の収入は会費および入会金からなる。」とあるので、むしろこんな提案をしなければならない現状は、明らか規約違反、それも重大な違反と言わざるをえません。
<学生委員会では・・・>
しかし、この文書を配布して行われた学生委員会の席上では、その必要なしという意見が続出し、この問題のために委員会を開催しようという要望さえ否定されてしまったといいます。
<規約を見れば・・・>
「第8条 顧問は委員会の自主的運営の健全は発展を助成するために運営に関して会長に進言し、または会長の諮問に応ずる」「第17条 会長、副会長、顧問、総務部長は委員会に出席して意見を述べることができる。ただし議決権はない。」とあって、どうやら、扇子であおぐだけじゃなくて、顧問の出番みたい!
…学友会を覆う奇妙な霧が晴れて、くっきりはっきりさわやかな法政大学になりますように。みなさんからの良識(コモン・センス)の風もよろしく!
♪♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪ 社会学部教員 おかのうち ただし
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